ChatGPTの副業用プロンプトは、指示文だけをコピーしても、自分の仕事に合うとは限りません。入力する材料、頼む作業、出力を採用する条件までセットにすると、何を直せばよいか判断しやすくなります。
筆者は、ChatGPTの注意点の下書きがM&A全般の説明になっていたとき、買収時の売り手側へ絞って調べ直し、修正した経験があります。画像や動画の生成でも、崩れやキャラの変化に対して、再生成・プロンプト変更・キャラクターシートを試しました。
この記事の15個は、そうした経験を踏まえて作った読者向けの新規テンプレートです。筆者が過去に使った指示文の再現や、受注・順位・生成成功率を検証したプロンプトではありません。
使い方
- 下の一覧から、今止まっている工程を1つ選ぶ。
- 【】に自分の材料を入れる。分からないところは未確認と書く。
- 出力後の確認項目を見て、自分で資料や条件と照合する。
案件の非公開情報・個人情報は、入力してよいことを確認した範囲だけ使ってください。募集・契約のAI利用条件にも従います。
プロンプトを長くする前に、材料と対象を決める
筆者のM&A記事で必要だったのは、一般論を長くすることではなく、読者の立場に合う情報へ修正することでした。「詳しく書いて」だけでは、その対象や資料がそろったことにはなりません。
OpenAIの公式プロンプトガイドでは、背景、作業、完成条件、範囲を明確にする考え方が示されています。本記事も、1回の指示で頼む成果物を絞る形にしています。
共通の入力メモ
作るもの:【記事/応募文/動画の素材など】 対象:【誰が・どの段階で・何に困っているか】 使える材料:【確認済みの資料・自分の経験】 今回だけ頼む作業:【1つの成果物】 完成条件:【出力の形式と、必ず含める内容】 禁止事項:【未確認の体験・数値・成果を作らない】
材料がない欄は、AIに埋めさせず、先に調べるか、未確認として残します。
| 止まっている工程 | 使う番号 |
|---|---|
| 対象・資料・構成が定まらない | 1〜4 |
| 本文・修正・体験の整理 | 5〜8 |
| 実績提示・応募文 | 9〜10 |
| AI動画の場面・キャラ・音 | 11〜13 |
| SNSへの転用・公開後の振り返り | 14〜15 |
記事の準備に使うプロンプト4選
1.対象を絞る|誰のどんな疑問かを言葉にする
入力する材料は、キーワードと、自分が想定している読者です。検索数や検索結果の調査は、この指示だけではできたことにしません。
キーワード:【キーワード】 想定読者:【立場・経験・困っている場面】 この記事で答えたい疑問:【疑問】 読者の立場と行動する段階を絞った記事テーマを3案出してください。 各案に「答えること」「扱わないこと」「追加で必要な情報」を添えてください。 検索数・競合の弱さ・上位表示の可能性は推測しないでください。
確認:実際の検索結果を開き、表示される記事の形式や質問と照合します。読者像は仮説なので、AIが書いた人物像を実際の顧客データとして扱いません。
2.調べる疑問を出す|情報不足のまま本文に進まない
テーマ:【テーマ】 読者:【立場と段階】 手元の情報:【資料の要点】 本文を書く前に調べるべき疑問を5つまで挙げてください。 それぞれ「今の材料で答えられること」「足りない情報」を分けてください。 足りない情報の答えや、存在を確認していない出典URLは作らないでください。
確認:足りない情報を自分で調査します。質問一覧が出たことと、調査が終わったことは別です。
3.資料から要点を抜き出す|根拠と未確認を分ける
調べたい疑問:【疑問】 資料:【入力してよい資料の抜粋と発行元・確認日】 資料内で確認できることだけを、疑問に関係する順に整理してください。 「要点/根拠となる箇所/適用される対象/未確認点」の表にしてください。 資料にないことは「この資料では確認できない」と書いてください。
確認:引用元の実在・更新日・対象を自分で確認します。AIが示した箇所を原文と照合し、資料の外の内容が混ざっていれば採用しません。
4.構成を作る|見出しの役割まで指定する
キーワード:【キーワード】 対象読者と疑問:【読者・疑問】 確認済みの材料:【要点と自分の経験】 H2・H3の構成案を作ってください。 各見出しに「読者が判断できること」「使う材料」「不足している根拠」を添えてください。 対象に無関係な一般論で見出し数を増やさないでください。 収益・順位・受注の保証は書かないでください。
確認:対象を別の立場へ変えても同じ見出しになるなら、具体性を見直します。構成から公開までの工程はSEO記事の制作手順を参照してください。
本文と修正に使うプロンプト4選
5.1つの見出しを書く|未確認部分は残す
見出し:【見出し】 読者が知りたいこと:【疑問】 使ってよい材料:【確認済みの要点・体験メモ】 この見出しだけの下書きを作ってください。 結論、根拠、対象に合う説明、次の行動を入れてください。 材料にない経験・数値は追加せず、必要なら【要確認】を残してください。 資料による事実、筆者の感想、読者への提案を区別してください。
確認:【要確認】を解消するか、根拠のない箇所を削除してから公開します。指示どおりに書かれたかは、別途自分で確認します。
6.一般論を指摘する|全文を何度も作り直さない
読者:【立場・段階】 答える疑問:【疑問】 下書き:【本文】 対象を絞れていない説明を3箇所まで指摘してください。 「原文/なぜ対象に合わないか/必要な追加情報/修正の方向」で出してください。 未確認の情報で穴埋めせず、今回は全文を書き直さないでください。
確認:指摘が妥当かを読み、必要な材料を集めてから修正します。文章の自然さだけで採否を決めません。
7.校正する|意味が変わる修正は分ける
原稿:【原稿】 表記ルール:【用語・文体・数字の表記】 誤字脱字、表記ゆれ、分かりにくい指示語を確認してください。 「原文/修正案/理由」を一覧にしてください。 意味や条件を変える提案は、校正とは分けて「内容確認が必要」としてください。 この作業で事実確認が完了したとは判断しないでください。
確認:断定・例外・主語が変わっていないか、修正前後を比べます。誤字がないことは内容の正しさの証明ではありません。
8.体験を記事にする|変化と因果を作らない
困ったこと:【実際の問題】 試したこと:【実際の行動】 確認できた変化:【確認できたこと】 分からないこと:【測っていない結果・曖昧な記憶】 体験を「問題→行動→確認できる変化→読者が試すこと」に整理してください。 体験と提案を分け、行動が結果の原因だったと断定しないでください。 測っていない短縮時間や成功率、依頼者の評価は作らないでください。
確認:自分が言っていない経験が追加されていないかを確認します。特に「だから受注できた」「これで順位が上がった」は根拠が必要です。
実績提示と応募に使うプロンプト2選
9.実績を整理する|担当した範囲を伝える
筆者は応募時に記名記事を常に見せ、現在はブログも実績として提示しています。見せたことと、それが採用の決め手だったことは区別しています。
見せてよい実績:【公開記事や自主制作の情報】 自分の担当:【調査・構成・本文など】 公開許可や制約:【許可された範囲】 相手が求めていること:【募集条件】 実績紹介文を作ってください。 担当範囲、自主制作か受託か、今回の条件に関係する点を簡潔に示してください。 非公開情報と、担当していない作業・成果は加えないでください。
確認:リンクが開くか、見せる許可があるか、担当範囲が正しいかを確認します。AIへの入力許可と、実績を公開する許可も別です。
10.応募文を作る|約束できない条件を書かせない
募集内容の共有できる要点:【要点】 自分の確認済み経験:【経験】 見せてよい実績:【実績と担当範囲】 確約できる条件:【納期・対応範囲】 未確認の条件:【質問したいこと】 募集内容に答える応募文の下書きを作ってください。 実績を盛らず、未確認の納期・作業・修正回数を約束しないでください。 条件への回答、関係する実績、確認したい質問を分けてください。
確認:自分が本当に対応できるかを確認し、本人の文体へ整えます。詳しい作り方はWebライターの提案文の記事に分けています。
AIショート動画に使うプロンプト3選
筆者は画像用の指示にChatGPTを使い、Flow・DomoAI・CapCutで制作しました。ここでのテンプレートは制作前の整理用で、ChatGPTだけで素材生成から編集まで完了する指示ではありません。
11.場面を整理する|短い動画をカットごとに考える
伝えたいこと:【1つの内容】 見てほしい人:【視聴者】 使える素材:【画像・映像の情報】 想定する長さ:【長さ】 短い動画の場面案を作ってください。 「場面/画面で見せること/音声の内容/必要な素材」の表にしてください。 場面数は【上限】まで。実際の再生時間は未確認として、読み上げて調整する前提にしてください。
確認:各場面が制作できるか、素材や音声を使ってよいかを確認します。秒数の見積もりは実際に読んで調整します。
12.キャラの条件を整理する|変えない部分を分ける
キャラの見た目:【顔・髪・服・色・小物・画風】 今回の場面:【場所・動作・表情】 変えてはいけないこと:【固定条件】 参照素材の説明:【利用してよい素材】 画像生成に渡す指示の案を作ってください。 固定条件と場面ごとの変更を分け、条件の矛盾があれば先に指摘してください。 生成結果の一貫性は保証せず、出力後の見比べ項目も挙げてください。
確認:参照画像を使ってよいか、生成画像で条件が守られているかを確認します。キャラが変わった経験からは、再生成だけでなく、何が違うかを記録することも必要だと考えています。
13.音の役割を決める|入れない案も比較する
場面:【動きと見せたいこと】 音声の内容:【台詞や説明】 使える音の種類:【利用条件を確認した素材の情報】 効果音を入れる目的と位置の案を2つ出してください。 音を入れない案も比較してください。 音声を邪魔しない確認項目を添え、特定音源の利用許可は推測しないでください。
確認:実際に音を合わせて聞きます。文面だけでは音量やタイミングの適否を確かめられません。詳しくは効果音を入れる位置を参照してください。
SNS転用と振り返りに使うプロンプト2選
14.ブログをSNS投稿へ整理する|書いていない成果を足さない
元の記事:【自分が共有してよい記事の要点】 対象:【投稿を読む人】 伝える疑問:【1つの疑問】 投稿形式:【短い文章/カルーセル構成など】 次に案内する先:【記事や相談案内】 元の記事にある事実だけで投稿案を作ってください。 困ったこと、行動、確認できる変化を残し、収益や成功体験を増やさないでください。 投稿だけで分かる要点と、リンク先で確認することを分けてください。
確認:投稿だけを見た人が、未確認の結果を成功実績と誤解しないかを確認します。案内先は投稿の疑問に合う1つへ絞ります。
15.改善を振り返る|数字の意味を変えない
変更日と内容:【変更記録】 比較期間:【前後の同じ長さの期間】 確認したデータ:【表示・クリック・順位・作業記録など】 条件と不足:【集計対象・未計測の項目】 「確認できる変化/まだ判断できないこと/次に調べること」を分けてください。 表示回数をPVに変えたり、リクエスト受付を登録完了に変えたりしないでください。 変更が成果の原因だったとは断定せず、次に直す候補を1つ示してください。
確認:期間・集計対象が同じかを確かめます。少ない表示やクリックから、統計的に効果が確定したようには書きません。
出力が違うときは、同じ指示を繰り返す前に原因を分ける
| 出力の問題 | 次に変える材料 |
|---|---|
| 一般論ばかり | 読者の立場・段階・答える疑問 |
| 具体的な情報がない | 確認済みの資料と体験メモ |
| 架空の経験が入る | 使ってよい事実と未確認点の区別 |
| 複数の作業が薄くなる | 今回だけ頼む成果物を1つにする |
| 修正で意味が変わる | 変えてはいけない条件、差分の確認 |
資料が足りないなら調べ直し、対象が広いなら範囲を決めます。どこが悪いか判断できない場合は、自分で完成条件を確認したり、必要に応じて添削・質問の支援を検討したりします。プロンプトの追加だけで、専門知識や確認作業が不要になるわけではありません。
失敗した場面の整理は筆者がつまずいたことと見直し方にまとめています。本記事は指示の実用集、リンク先は原因と行動を整理する記事です。
まとめ|15個から、今必要な1個だけ使おう
プロンプトを使う目的は、AIに完成を保証させることではありません。自分の材料から必要な案を出し、採用できるか判断することです。
最初に試すこと
- 止まっている工程を1つ選ぶ。
- 【】を自分の情報で埋め、未確認点を残す。
- 出力後の確認を行い、採用・修正・保留を分けて記録する。
何を作るかまだ決まらない方は副業10選を成果物で比較へ、応募材料を作る方はライティングの応募準備へ進んでください。自分の経験をどう使うか迷う場合は筆者への相談案内もあります。収益や受注を保証する場ではありません。


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