「ChatGPTを使った副業は、いつ仕事になるんだろう」「勉強しているけれど、実績がない自分が応募していいのか」。そんな段階にいる方に、私が最初のライティング案件を受注するまでの過程をお伝えします。
私は、ライティングを一通り学んでから応募を始め、約1週間で複数の案件を受注したと記憶しています。初期の案件は文字単価1円前後でした。応募に進むまでに取り組んだのは、書き方を学ぶこと、実際に記事を書いて修正すること、そして書いた記事を実績として見せることです。
この記事で持ち帰ってほしいこと
収益化を目指すなら、「何ヶ月待つか」より学ぶ→記事を完成させる→実績として見せて応募するという順番で進めることを、私はおすすめします。この記事では、私が実績ゼロから進んだ過程と、今から始める方が自分の記事を用意する手順を紹介します。
私の最初の受注は2020年ごろで、ChatGPTを使い始める前の経験です。今は文章の仕事にChatGPTも活用しています。ここでは、当時の案件獲得の経験を土台に、現在の私が初心者に勧める準備を整理します。
初受注まで約1週間。その前に、書く力と見せられる記事を用意した
「約1週間」という結果だけでは、これから始める方の役には立ちません。私が注目してほしいのは、応募前後で何が変わったかです。
| 段階 | 私が取り組んだこと | 次に進むために得たもの |
|---|---|---|
| 実績ゼロから学習 | SEO、ペルソナ、検索意図、コピーライティングなどを学ぶ | 誰に何を伝える記事なのかを考える知識 |
| 記事を書いて修正 | 添削を受けながら、メディア掲載用の記事を約30本執筆 | 公開まで仕上げる経験と、見せられる記名記事 |
| 有料案件に応募 | 書いた記事を実績として提示する | 応募開始から約1週間で複数案件を受注 |
私は、この準備をしたうえで応募したことに意味があったと考えています。「学びました」と説明するだけでなく、実際に書いたものを見せられる状態で仕事を探し始めたからです。
なお、ここでいう約1週間は応募開始から初受注までです。学習期間や、納品後に報酬が振り込まれるまでの時間とは分けて考えてください。
実績ゼロだった私が、応募前に取り組んだ3つのこと
1.文章を書く前に「誰の、何の悩みに答えるか」を学んだ
私は、ライティングの実績がまったくない状態から学び始めました。選んだ学習方法は、2020年ごろの「web+」というライティングスクールです。SEOやペルソナ、検索意図、コピーライティングに加え、ブログの作り方や運営も教わりました。
私がスクールで学んだ内容のうち、これから記事を書く方にも最初に押さえてほしいのは、「誰が、何を知りたくて、その記事を読むのか」という考え方です。ここが曖昧だと、調べた情報を並べても、読者の悩みへの答えになりません。
例えば、「副業ライターになりたい人」だけでは対象が広すぎます。「書き方を学び始めたが、有料案件の実績がなくて応募できずにいる人」まで絞ると、必要な情報は、資格の一覧よりも、応募前の準備や見せる記事の作り方だと分かります。
読者が取り入れるなら
記事を書く前に「この記事は、__に悩んでいる人が、__できるようになるために書く」と1文で決めてください。私の場合はスクールでこの考え方を学びましたが、まず自分の記事で使ってみることが大切です。
2.知識を覚えるだけでなく、公開する記事を実際に書いた
学習中は、スクール運営側のメディアに掲載する記事を約30本書きました。添削は公開できるレベルになるまで修正とフィードバックを受ける形式で、記事は記名で掲載されました。
この経験で得たのは、教材を読んだという事実だけではありません。記事を書き、指摘を受け、直して、公開まで仕上げる経験です。仕事では、知識を説明できることに加えて、実際に原稿を完成させる必要があります。
私が今から始める方に勧めるのも、この「完成まで進める」練習です。まず1本、読者の悩みに答える記事を書き、構成・根拠・分かりやすさを確認して直す。そこで難しかった部分を、次の学習内容にしてください。
私が約30本書いたことを、そのまま応募条件にする必要はありません。最初の目標は、自分の書ける内容を相手に見せられる1本を用意することです。
3.記事を実績として見せてから、案件に応募した
私は一通り学んでから有料案件に応募し、約1週間で何件か受注しました。応募するときには、記名記事を実績として常に見せていました。現在は、自分のブログも提示しています。
受注件数がゼロでも、書いた記事を見せることはできます。「仕事の実績がない」と「文章を見せられない」は同じではありません。私自身、最初の有料案件より前に、学習中に書いた記事を用意していました。
その後、クラウドワークスで相手から依頼を受け、文字単価2円の法律系案件にもつながりました。その案件は今も続いています。当時のプロフィールや実績欄にも、記名記事を載せていたはずです。
だから私は、応募文で意欲を伝えるだけでなく、依頼者が「この人はどんな記事を書けるのか」を確認できる状態を作ることをおすすめしています。
今から始めるなら、学習を「見せられる記事1本」に変えよう
ここからは、私の経験を踏まえて提案する実践手順です。学習方法を探し続けるより、学んだ内容を記事に使い、足りないところを見つける形で進めましょう。
手順1.自分が具体的に説明できるテーマを選ぶ
最初の1本は、使ったサービス、経験した仕事、困って解決したことなど、自分の言葉で説明できるテーマをおすすめします。体験があると、一般的な説明に加えて「どこで困ったか」「どう対処したか」を書けるからです。
例えば、「家計管理の方法」ではなく「家計簿が続かなかった私が、支出の記録方法をどう変えたか」のように絞ります。これは練習テーマの例です。体験を書くだけで終わらせず、同じ悩みを持つ人が試せる手順までまとめてください。
手順2.悩み・取り組み・変化・読者の行動を構成にする
最初の記事に使える構成メモ
- 悩み:以前は何ができず、どこで困っていたか。
- 取り組み:何を調べ、何を試し、どう修正したか。
- 変化:その結果、何ができるようになったか。
- 応用:同じ悩みを持つ読者は、何から始めるとよいか。
- 次の一歩:読んだ直後にできる作業を1つ示す。
「便利だった」「勉強になった」で止めず、手順や選んだ理由を書きます。読者が知りたいのは、成功したという結論だけでなく、その間に何をしたかです。
体験以外の説明に数字やサービスの条件を使うときは、公式情報などで根拠を確認します。自分の経験と、調べて分かった情報を分けて書くと、読み手にも伝わりやすくなります。
手順3.読者が次の行動を選べるか、読み直して修正する
書いた後は、誤字だけでなく、次の点を見直してください。
- 冒頭で、誰のどんな悩みに答える記事か分かるか。
- 見出しと本文が、同じ質問に答えているか。
- 「工夫した」「改善した」の中身を具体的に説明しているか。
- 数字や条件の出典を確認したか。
- 読者が最初に取り組むことを選べるか。
例えば「リサーチをしっかりしましょう」だけなら、まだ抽象的です。「サービスの料金を公式ページで確認し、確認日と参照先を残す」と書けば、実際の作業になります。
自分で直す基準を作りたい方は、ライティングの練習課題と確認基準も使ってください。私が受けた添削のように、第三者の視点を取り入れる方法もあります。
手順4.noteやブログに掲載し、サンプルとして提示する
修正した記事は、noteやブログなど、相手が読める場所に用意します。有料案件の記事ではなく、自主制作なら「自主制作のサンプル記事」と説明すれば、何の実績かが伝わります。
紹介するときは、URLだけでなく、対象読者と制作内容を添えてください。例えば、次のように書けます。
サンプル記事の紹介文例
家計簿が続かない初心者に向けて、私が試した記録方法をまとめた自主制作の記事です。読者の悩みの整理、構成作成、執筆、情報確認、推敲まで担当しました。記事はこちらです:[URL]
担当範囲は、実際に行った作業に合わせて書いてください。ChatGPTを使った場合も、自分が考えたこと、確認したこと、修正したことを説明できるようにしておくと、制作過程を伝えられます。
手順5.その記事と相性のよい募集に応募する
記事が1本できたら、そのテーマや書き方が活かせる募集を探します。募集内容のテーマ、必要な作業、納期、提出方法を読み、自分が対応できる範囲と照らし合わせてください。
応募文には「初心者ですが頑張ります」だけではなく、「このテーマで記事を書きました」「この作業を担当できます」と、サンプルを根拠に書きます。学習したことを、依頼者が確認できる材料に変えるのが目的です。
記事の準備を詳しく進めたい方は、応募に使うサンプル記事の作り方も参考にしてください。
ChatGPTは、完成させる練習の補助として使う
今から学ぶ方なら、ChatGPTに構成案を出してもらったり、自分が書いた説明の分かりにくい箇所を探してもらったりする使い方を提案します。出力をそのまま実績にするのではなく、自分で確認・修正して完成させる練習に使ってください。
私も、ChatGPTが出した見出しの内容がざっくりしていたことがあります。M&Aの記事で、その記事の対象に必要な説明ではなく、M&A全般に当てはまる注意点になっていた例です。そこでリサーチし直し、買収時の売り手側の注意点に絞るなど、キーワードに合う内容へ修正しました。
この経験から、私は「文章ができたか」より「この記事を読む人の質問に答えているか」を確認しています。AIに文章を作ってもらえる今も、この判断は執筆者の仕事です。
自分の記事を点検する依頼文
この記事の読者は[具体的な読者]で、知りたいことは[質問]です。次の原稿を読み、①質問への答えが足りない箇所、②一般論で終わっている箇所、③具体例や手順が必要な箇所を指摘してください。事実や体験は追加せず、確認が必要な点は質問として挙げてください。
[原稿]
仕事に使う場合は、依頼者のAI利用条件を確認し、非公開の原稿や機密情報を許可なく入力しないようにしてください。
今日からの行動は「学習を終える」ではなく「記事を1本仕上げる」
収益化までの期間が気になるときは、応募する日から逆算して準備を決めましょう。私なら、まず次の3つを予定に入れます。
- 今日:記事の対象読者と、答える悩みを1つ決める。
- 次の執筆時間:構成を作って本文を書き、情報と説明を確認する。
- 完成後:読める場所に掲載し、その記事を活かせる募集に応募する。
学ぶことは、応募を先延ばしにするためではなく、仕事を引き受ける準備をするためです。記事を書いてみて、構成が作れないなら構成を学ぶ。説明が浅ければ調べ直す。どこを直すか分からなければ添削を受ける。自分の原稿に出た課題を、次の学習につなげてください。
私はスクールで学んだことに満足しています。特に、自分の原稿にフィードバックを受け、公開まで修正する経験ができた点は、学習方法を選ぶ際にも重視したいところです。添削のある学習を検討する方は、広告を含むWritingHacksの添削内容を整理した記事で比較材料を確認できます。私が受講したのはweb+で、WritingHacksは未受講です。
まとめ|学んだことを、見せられる記事と応募につなげよう
私の出発点は、ライティングの実績ゼロでした。そこから書き方を学び、添削を受けながら記事を作り、その記事を実績として見せて応募しました。応募開始から約1週間で複数案件を受注した経験を振り返ると、私が勧めたいのは、学習を知識のままで終わらせず、相手に見せられる形にすることです。
まずは、あなたが具体的に説明できるテーマを1つ選んでください。その悩みを持つ人に向けて記事を書き、直し、完成させる。次は、その記事を見せて応募する。この順番で、最初の仕事に向けた準備を進めましょう。
最初のテーマや進め方で迷っている方へ
「自分の経験のどこを記事にすればよいか」「学習と応募、今はどちらを進めるか」。そんな悩みは、無料の副業相談で一緒に整理できます。相談の進め方を確認し、今取り組みたいことを聞かせてください。


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