無料ブログからWordPressへ移行したいと思っても、「毎年いくらかかるのか」「記事や画像を自分で移せるのか」「検索順位が消えないか」が分からず、先延ばしにしがちです。
結論からいうと、自分で移行する場合の主な費用はレンタルサーバー代と独自ドメイン代です。無料テーマと無料ツールを使えば初期費用を抑えられますが、URLの対応表、画像、内部リンク、リダイレクトの確認には時間がかかります。
この記事で分かること
無料ブログからWordPressへ移行するときの費用内訳、自分で行う範囲と外注する範囲、SEO評価を引き継ぐための手順を解説します。筆者が1年以上使っているエックスサーバーと無料テーマCocoonを例に、移行前の判断表も用意しました。
料金やキャンペーンは変わるため、金額は2026年8月22日時点の公式情報を基にしています。申込み前に必ず最新料金と移行元サービスの仕様を確認してください。
無料ブログからWordPressへ移行する費用の目安
| 項目 | 自分で行う場合 | 確認点 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 月額約1,000円前後から | 契約期間と更新料金 |
| 独自ドメイン | 年額数百〜数千円/特典で無料の場合あり | 更新費用と無料条件 |
| WordPress本体 | 無料 | サーバーへの設置が必要 |
| テーマ | Cocoonなら無料 | 旧ブログのデザインはそのまま移らない |
| 移行ツール | 無料で対応できる場合あり | 移行元サービスにより方法が異なる |
| 外注費 | 依頼しなければ0円 | 記事数・画像数・リダイレクトで変動 |
エックスサーバーの通常料金はスタンダードで月額990円からです。2026年8月22日時点ではキャンペーン価格が表示されていますが、キャンペーンだけで長期費用を判断せず、更新時の通常料金も確認します。
同社の独自ドメイン永久無料特典は、契約プランや期間などの条件があります。対象ドメインと適用条件を満たすかを確認すれば、ドメイン更新費用を抑えられる場合があります。
無料ブログとWordPressの違い
| 比較項目 | 無料ブログ | WordPress |
|---|---|---|
| 維持費 | 無料プランあり | サーバー・ドメインが必要 |
| 運営ルール | サービス規約の影響を受ける | サーバー規約の範囲で自分で管理 |
| 広告・収益化 | 制限がある場合あり | 広告配置や導線を設計しやすい |
| デザイン | 用意された範囲で変更 | テーマやプラグインで拡張可能 |
| 保守 | サービス側の管理が多い | 更新・バックアップ・安全対策が必要 |
WordPressへ移れば必ず稼げるわけではありません。サーバー代を払う価値があるのは、長期運営するテーマがあり、自分で広告・内部リンク・申込み導線を改善したい人です。
移行前に確認する5項目
1.移行元から記事データを出力できるか
サービスによって、記事のエクスポート形式、画像の扱い、コメントの移行可否が異なります。ボタン1つで完全移行できるとは限りません。公式ヘルプで、エクスポートと退会後のURLの扱いを先に確認します。
2.古いURLから301リダイレクトできるか
GoogleはURL変更を伴う恒久的な移転で、可能なら301や308などの永続的なHTTPリダイレクトを推奨しています。しかし、無料ブログ側でページ単位の301リダイレクトを設定できない場合があります。
リダイレクトできないサービスでは、SEO評価を完全に引き継げると考えないでください。旧記事に移転案内を置けるか、重複公開を避けられるかも確認します。
3.記事数と画像数はどれくらいか
10記事なら手作業でも確認できますが、100記事ではURL表、画像、内部リンクの修正に時間がかかります。「記事数×1記事あたりの確認時間」で作業量を見積もり、休日だけで終えられるか判断します。
4.アクセスの多い記事はどれか
全記事を同じ順番で移す必要はありません。検索流入、被リンク、収益がある記事からURL対応表を作り、テスト移行で表示を確認します。重要記事を把握せず一括作業すると、リンク切れを見落としやすくなります。
5.移行と同時に大幅リライトしない
URL、デザイン、見出し、本文を同時に大きく変えると、問題が起きた原因を特定しにくくなります。最初は内容とURLの対応を保ち、移行が安定した後にリライトする方が管理しやすいです。
無料ブログからWordPressへ移行する8ステップ
- 旧URL一覧を保存する:記事タイトル、URL、公開日、流入、移行先URLを表にする
- バックアップを取る:記事データと画像を保存し、旧ブログをすぐ削除しない
- WordPressを開設する:サーバー、ドメイン、SSL、テーマを準備する
- 少数の記事で試す:本文、改行、見出し、画像、リンクの崩れを確認する
- 記事と画像を移す:移行元に合う機能やプラグインを使い、欠落を手作業で直す
- 内部リンクを書き換える:旧URLや旧画像パスが残っていないか検索する
- リダイレクトを設定する:可能な場合は旧ページと対応する新ページを1対1で結ぶ
- Search Consoleで確認する:新サイトマップを送信し、重要URLの登録とエラーを監視する
旧記事をすぐ一括削除しない
新サイトの表示、画像、リンク、リダイレクトを確認する前に旧サイトを消すと、復旧や照合が難しくなります。移行元の規約と契約期限を確認し、検証期間を確保してください。
SEO評価を失いにくくするチェックリスト
- 旧URLと新URLをページ単位で対応させる
- 関連性のない全記事をトップページへ転送しない
- タイトル、本文、画像の欠落を確認する
- 内部リンクと画像URLを新サイトへ書き換える
- canonicalが新URLを指しているか確認する
- 新しいXMLサイトマップを送信する
- 404、リダイレクト、インデックス状況を数週間確認する
Google公式は、サイト移転後に検索順位が一時的に変動する可能性を案内しています。移行直後の数日だけで失敗と判断せず、Search Consoleで旧URLと新URLのクロール状況を追います。
エックスサーバーで移行先を作るときの判断
筆者はこのブログをエックスサーバーとCocoonで1年以上運営しています。初心者が移行先として使う場合は、個人ブログならスタンダードから検討すれば十分です。
- WordPressクイックスタートで開設作業をまとめやすい
- 無料独自SSLを利用できる
- Cocoonを使えばテーマ代を0円にできる
- 自動バックアップ機能がある
- 契約条件により独自ドメイン無料特典がある
一方、移行元が「無料ブログ」の場合、他社WordPressからの移行に使う「WordPress簡単移行」がそのまま使えるとは限りません。エックスサーバー公式も、無料ブログからの移行ではサービスごとに手順が変わると案内しています。
※上記はアフィリエイトリンクです。契約条件とキャンペーン期間は公式サイトで確認してください。
新規開設の具体的な操作はXserverでWordPressブログを始める方法、費用全体はWordPressブログの初期費用で解説しています。
自分で移行するか外注するかの判断表
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 記事が少なく流入も少ない | 自分で少数テスト | 費用を抑え、仕組みを理解できる |
| 画像や装飾が多い | 一部外注も検討 | 目視確認の工数が大きい |
| 検索流入・売上がある | 経験者へ相談 | 停止や転送ミスの損失が大きい |
| 301を設定できない | 移行方法を再検討 | SEO評価の引継ぎに制約がある |
外注する場合は「データコピー」だけか、「URL対応表、301、画像、内部リンク、Search Console確認」まで含むかを見積書で確認します。金額だけで選ぶと、公開後の確認作業が別料金になることがあります。
よくある質問
無料ブログの記事をコピーすれば移行は完了しますか?
完了ではありません。画像、内部リンク、URL、メタ情報、リダイレクト、サイトマップまで確認します。装飾や埋め込みは移行先で崩れる場合があります。
無料ブログとWordPressを同じ内容で残してよいですか?
同じ記事を長期間2か所で公開すると、どのURLを評価してほしいのか分かりにくくなります。移行元で転送や移転案内ができるかを確認し、正規URLを明確にします。
WordPressへ移行すればアクセスは増えますか?
移行だけで増えるとは限りません。WordPressは運営・収益化の自由度を高めやすい仕組みですが、検索意図、記事品質、内部リンク、被リンクなどの改善が必要です。
まとめ|費用より先にURLと作業量を見積もる
無料ブログからWordPressへ自分で移行する場合、主な費用はサーバーとドメインです。Cocoonなどの無料テーマを使えば初期費用は抑えられます。
ただし、本当に重要なのは記事コピーではなく、旧URLと新URLの対応、画像、内部リンク、リダイレクトです。まず全記事のURL一覧を作り、アクセスの少ない1〜3記事でテストしてから全体へ進めてください。
参考:エックスサーバー公式「無料ブログからWordPressへの引っ越し方法」/Google検索セントラル「サイトを移転する方法」


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